第36回徳島ガラスワークショップ展 作品紹介 No.2
前回は、徳島ガラスワークショップ展の出品作品から、ガラス講座の受講生の作品をご紹介いたしました。
さて今回は第2弾、講師の作品と企画展『グラスアート れもん作品展』のご紹介を致します。
徳島ガラススタジオの講師群は、常勤講師3名と非常勤講師3名の計6人。
最初に ととや 戸田 も含んだ常勤講師の作品紹介から。
まずは、尾藤 芳尚氏の作品から。
尾藤講師は、今回はバーナーワークで作品を発表。
タイトルは『馬鹿連党』で、 鼻水垂らした馬鹿っぽい頭が、これまた馬鹿っぽい体の上に乗っかってます。
ちなみにこの頭、胴体とは着脱可能で、髪の上のワッカに紐など通せば,あっという間に馬鹿っぽいネックレスの出来上がり!
小さいながら良く出来た頭で、訪れたお客様の笑いと関心を誘っていました。
続いて葛西 史郎氏の作品のご紹介。
葛西講師の作品は、タイトル 『浮遊』。
吹きガラスで作られた葉っぱ型のトレイで、ラテチェロの様に交差したラインの模様が入っています。
本人は、お香立てやキャンドル立てとして作ったようですが、取っ手として付けたワッカの指を通すと、立食パーティーに使える取り皿に最適!
常勤講師 最後に 戸田 智の作品のご紹介。
戸田は、今回 卓上用の『ランプ』4種を展示いたしました。
このランプ、7月に行なわれた『野村 透・戸田 智ガラス展』に発表したものと同じもの。
もっとも、内2点は新たに制作したものですが。
吹きガラスの技法の一つ“グラール”を使って魚や文字をデザインとして入れてみました。
模様の影がまるで影絵のように映る様が、本人としてはなかなかお気に入りであります。
(でも、展示会場ではあまりに照明が明るすぎて影が映っていません。残念!)
では、続いて今度は非常勤講師3人の作品の紹介。
まずは、安田 茂氏から。
安田講師の作品 タイトル 『始めの一歩』。
安田氏の得意とするキルンワーク(電気炉仕事)の中でも特に難しい技法“ダムーズ法”で作られており、そのサイズはびっくりの約30cm。
通常、このダムーズ法ではぐいのみや小鉢程度の小品しか作れませんが、その常識を打ち破るべく高さ30cmに初挑戦。
始めの一歩のタイトルの如く、最初の実験的作品なのでまだ完成とは言えないようですが、安田氏 この試作品でヒントをつかんだようで、次は必ず成功させると意気込んでいます。
次回の発表が楽しみです。
次に野村 透氏の作品。
野村講師の作品 タイトル 『天空聖剣 (小刀)』。
ここしばらく作っている『天空聖剣』 シリーズの第2弾で、金赤色をベースにヒーローモノの正義の味方が持つ武器のような形をしています。
次はヒーローの衣装も作って、この武器で悪役と戦うイベントなどもやって欲しいと密かに願っているのですが…
非常勤講師 最後のご紹介は、講師陣唯一の女性 小野 眞琴氏。
小野講師の作品 タイトルは『でんでん』。
女性らしい優しい色使いの鉢やペーパーウェイトに“デンデンムシ”があしらわれていて何とも言えず可愛らしい作品。
小動物、それも爬虫類や両生類などにも愛情を注ぐ小野さんらしい愛らしい作品で、お客様にも好評です。
では次に今回のワークショップ展の企画展、『グラスアートれもんガラス作品展』のご紹介。
グラスアートれもんは、徳島県石井町にある知的障害者授産施設で、ガラス作品の制作販売を通して、通所者の方が社会と関わりを持つことを目的とした施設。
フュージング技法などを中心に、可愛らしいアクセサリーやマグネット、ストラップなどを制作しており、同施設のショップで販売しているほか、県内外のお店や道の駅など14箇所などでも販売して好評を頂いているそうです。
(マグネットなど)
<画像をクリックすると拡大します。>
今回は、その活動と作品をたくさんの方にも広く理解していただくために、徳島ガラススタジオの作品展に合わせて作品を展示していただきました。
また、通所者の方のデザインの中から、これはなかなか面白いかも・・・と感じたものを、我々徳島ガラススタジオのスタッフが立体作品として制作するという“れもんとガラススタジオのコラボレーション”を実現させました。
まずは、広瀬 純也くんのデザインを戸田が作った作品。
(魚のデザイン)
<画像をクリックすると拡大します>
広瀬君のデザインは、いろいろな魚がスケッチブックいっぱいに整然と並べられていて、その中から特徴的な魚をピックアップしてペーパーウェイトと照明に仕上げました。
戸田としては、魚のにんまりとした表情が気にいりまして、吹きガラスとエナメル絵付けで表現してみました。
次に国見 祥代くんと、葛西講師のコラボレーション作品。
<画像をクリックすると拡大します>
すてきなウサギです。
表情は原画と違いますが、デザインした国見くん本人に絵の具で描いてもらい、仕上げました。
首から上をはずすと中が容器になっていて、ちょっとしたモノなら入れられるようになっているのがミソ!
最後に、尾藤講師と板東 健太郎くん、村本 紗姫さん、小松 弘幸くんのデザインを寄せ集めて作ったコラボレーションの作品。
<画像をクリックすると拡大します>
画像が小さいのでクリックして拡大して見ていただきたいのですが, 板東 健太郎くんと村本 紗姫さん、それに小松 弘幸くんのデザインから抜粋した“小さいけれどかわいいものとか気になるもの”を尾藤講師がバーナーワークでそっくりに仕上げました。
まるで標本箱に飾られているみたいな作品が、コレクションを集めたときのような楽しい気持ちにさせてくれます。
この第36回徳島ガラスワークショップ展は明日まで開催。
最終日は午後2:30よりガラスジュエリー作家の藤田 恵美先生の記念講演もあり、どなたでも聴講できます。
明日は17時で終了となりますので、たくさんの方にぜひご覧頂きたいと考えています。
入場無料です。皆さん、どうぞ見に来てくださいね。
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コメント:2個
戸田先生 すばらしい作品を作っていただき
ありがとうございました。純也の夢の世界が 現実になったみたいで ・・・・・ すごく感動しております。 母
広瀬さん、コメントありがとうございました。
純也くんのデザインを拝見して、一目で気に入りましてあのような形に仕上げさせていただいた次第です。
もともと僕も魚のデザインが好きで、自分の作品にもよく魚をデザインを使うのですが、純也くんの魚達の愛嬌と、まるでエッシャーのデザインのようにスケッチブックいっぱいに描かれた魚達のデザインには、こちらこそ脱帽でした。
これからも、もっともっとたくさんデザインして、楽しい作品を作ってくださいとお伝え下さい。
ありがとうございました。
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