花瓶を作るのは難しい…
4月も はや半ばを過ぎて、もうすぐゴールデンウィーク。
5月に入れば、日によってはあつ~い夏を思わせる日もあるここ徳島。
夏の近づくこの時期は、どこのガラス工房も大忙しのガラスシーズン到来ですねぇ。
かく言う私、“ととや”も作品制作に追われているわけです。
もっとも、“ととや”戸田は、本業である徳島ガラススタジオの講師を務めながらの
作品制作なので、遅々として作品生産が追いつきませんが…。
徳島ガラススタジオでは、毎週火曜日を私達講師に作品制作日
として与えてくれているので、その日にはいろいろな作品を作るわけです。
“ととや” 戸田は現在、御存知 ガラス風鈴の制作の真っ最中ですが、
それ以外の注文の作品などもチョコチョコと作ったりしているんですよ。
実は先日、久しぶりに行った行きつけの居酒屋のマスターから注文を受けて、
“花瓶”を作りました…。
御注文の花瓶のオーダーは、
『お花がざっくりと生けられて、使いやすいのがいい!』 とのこと。
さて、この“使いやすい”が難しい。
この“使いやすい”の定義、当然ながら人によって全然ちがいますわなぁ。
花瓶で使いやすいとなると、皆さんはどう考えます?
ぼくの場合、今回は
1.適度に持ち運びしやすい大きさと重さである
2.生けた花の、水の中にある茎の部分が外側から見えにくい
3.洗いやすい
4.花を引き立てる
5.花が無い時にも飾っておける
の、以上5項目を定義と位置づけて制作にかかりました。
デザインは、いま風鈴を作るときによくやっている“色ガラスケーン”をねじった方法。
シンプルながら、飽きのこないデザインなのでなかなかお気に入りの方法です。
まずは、電気コンロの上に置いた型の中に白色の色ガラス棒を並べて温めて、
その中に棹に巻いたガラスを吹き込みます。
次にその色ガラス棒を一生懸命に鉄板(マーバーと申します)の上を転がして
ねじりを加えてやります。
ガラスがねじれて下地になるガラス玉ができたら、更にその上からガラスを
巻き重ねて、花瓶らしく形作ります。
今回のは、形もシンプルなコーン型にしてみました。
ポンテをつけて口元を広げたら完成です。
口元には、金箔を巻いたガラスを巻きつけて、ちょっとだけ豪華な感じに。
で、出来上がりがこれ!
さあ、果たして、これでマスターは気に入ってくれるのでしょうか?
最初にお話した僕なりの花瓶の“定義”の中でも、1,2,3はクリアーしてるはず。
問題は4かな?
『花を引き立てる』のは、花瓶の持つ機能として最も大事なことと思うのだけれど、
僕の場合、ついついあれこれとガラスに手を加えすぎて花瓶が派手になりすぎ。
それはそれで、定義の5番をクリアーしているとは思うけれど、使うことを考えたとき
花より目立つ花瓶では、結局使えないものになっちゃいますよねぇ。
今回の花瓶は、できるだけシンプルに作ってみましたが、果たしてこれでよかったの
でしょうか?
シンプルすぎて、個性が無いような…
やはり、花瓶は難しいです~。
ちなみに、色違い デザイン違いであと二つ作ってみました。
皆さんなら、どれがお気に入りですか?
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コメント:2個
(*‘ω‘ *)ィャン 可愛い(๑→ܫ←๑)
さすが先生!上手!!!(って。。。当たり前か。。。)
私的にはどれも好きなデザインですが形は青いのが好きです!
柄的には3番かな♪
って私らしい? モダンなイメージが好きな私にはどれもこれもいい感じ♪
これをちゃちゃっと作れるのがほんと尊敬です。
あと何年すればマシになるでしょうか。。。
相変わらず私はいつもあたふたしてしまいます><
それでも私はまったりしすぎてますのでペアの方が慌てるタイプだとどうすればいいのか迷惑かけてないか不安に思ってします。。。こんなんでいんですか?
レースもいつまで経ってもしてませんが次こそ!!!
今のところで留まらず挑戦しようと思ってます!(といいつつ。。。(*´∀`)クスクス )
今度こそ意を決して挑戦しなければ。。。(・ω・;A)フキフキ
momonnga loveさん、コメントありがとうございます。
シンプルな中にも個性を感じられるものを作るのは、実に難しいですね~。
吹くための技術も必要ですが、それ以上にデザイン力も重要ですよね。
ととや戸田も、いつもそれに頭を抱えています。
“作りたいものがたくさんある”ということは何より良いことですよ。
あれこれ挑戦する気持ちが大事です。
いろいろやってみましょうね!
レースにメレンゲに・・・
楽しんでガラス作りをしてくださいね!
あわてることもあると思いますが、そこは誰しも通ってきた道ですから、
気楽にやりましょう。
昔は僕だってそうだったんですから・・・
しばらくの講座のお休み期間、次に作りたいもの、挑戦したいものを
たーくさん考えておいて下さいね~。
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