山野宏先生のガラスセミナー さすがです
先日、徳島ガラススタジオにおいて開催していた“第17回徳島ガラスセミナー
吹きガラスコース”。
今回お招きしていたのは、大阪芸大教授で、福井金津創作の森 エズラガラス工房
主宰の山野宏先生で、3日間に渡って、さまざまな繊細なテクニックの数々を披露して頂きました~。
このワークショップ、酸素バーナーを使って、繊細に作られたパーツを組み合わせて作品に仕上げようという内容。
酸素バーナーとは・・・
ガスと酸素を混合して燃焼させるバーナーで、空気混合のバーナーよりも高温が得られるので、吹きガラス用のガラス細工にも使用できる
まずは初日、山野先生が制作の行程を見せつつ、細かい説明を加えながらのデモ。
制作するものは、山野先生の得意な“魚”が入ったボールに“タコ”!
魚は、山野先生ご自身の象徴的なモチーフとの事で、山野先生の作品には繰り返し登場しています。
では、タコを作ってみましょう。
(制作中の山野先生)
とりあえず、銀箔をガラスに巻き付けて膨らませて…
銀箔を巻いたガラスは、まるで金属のようでしょ!
この銀箔は、ガラスと反応すると、さまざまな面白い色が出るんですよね~。
次に、ガラスを部分的に酸素バーナーで温めて…
切込みを入れたガラスを引っ張って足にしていきます。
ね!なんとなくタコになってきたでしょ!
色はタコらしく、銀箔の上から茶色っぽい色ガラス粉をふりかけて表現。
実はこのタコの目玉、あらかじめ別に酸素バーナーを使って作ってありまして…
卓上用の酸素バーナーを使ってそれらしく作ります。 実に細かい!
出来上がった目玉を貼り付けられたタコは、取りあえず電気炉に入れて保管。
さて、次にボールを吹いて、先に作ってあった魚をボールの内側に貼り付けます。
もちろん、酸素バーナーで部分的に温めて溶着するわけで。
魚の入ったボールの上から…
タコが張り付きます!
もちろん、細かいところは酸素バーナーを使って溶着。
徐冷炉に入れ完成です!
この作品、後日冷めてから撮影いたしました。
(画像をクリックすると拡大します)
タコも魚も、とても細かく繊細でリアルに出来ています。さすが!です。
さて、ワークショップは受講生の制作にうつりまして…
受講生は、全部で10名。
今回は、徳島ガラススタジオでガラスを学ぶ方を中心に、遠くは奈良から参加の方も。
受講生も、さまざまなパーツを組み合わせて作品を作ります。
デザインを決めたら、各自で制作。
もちろん、山野先生が一人一人の作品の作り方を丁寧に指導してくれます。
この方が作りたいのは、ザリガニ。
山野先生、色にもこだわってリアルになるよう制作方法を指導。
ツメの部分は破損しやすいので、作品が冷めてから接着剤で引っ付ける方法をとりまして。
(画像をクリックすると拡大します)
色合いも細かいところもとてもよく出来ています。
触覚などはガラスで再現すると折れるので、銅線を使って仕上げるのだとか。
ちなみにワークショップでは、銅線のロウ付けの方法も指導いただきました。
さて、最終日。
3日間に渡って受講生が制作した作品を集めての講評です。
では、受講生の作品を数点紹介しましょう。
これは、“鯵”が泳いでいるイメージ作品。
鯵の細かいところにもこだわって、“らしく”なるよう仕上げました。
この方の作品は、山野先生直伝のタコの上に皿をのせて、最終的にはお寿司を
のせる計画。
ちなみにお寿司も、後日ガラスでリアルに作る予定です。
この方は、“コブシの花”を作りました。
花びらの一枚一枚を酸素バーナーを使って作り、花芯に一つ一つ貼り付けて成形。
花をたくさん作ってインスタレーションしたら面白そうですね~。
・・・それぞれのイメージを作品に仕上げたあっという間の3日間、皆さん満足して
いただけたでしょうか?
それにしても、山野先生は3日間ず~っとガラスを吹きまくりで、その徹底した指導に感謝感激です~。
山野先生、本当にありがとうございました!
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